2019/09/12
「急性膵炎」の経緯を、記録のため、まとめたものを、ここに載せておきます。
「急性膵炎」は判断しにくい病気です。今後、他のワンちゃんの参考になればと思い、我が家の体験を箇条書きにて載せておきます。
とは言いつつも、とても長いです。前半後半と2回に分けて書きます。
8/8(15日目)
牛歩のように、少しずつ上向きだったsoraの体調ですが突然ドロッとした「血尿」が出てビックリ!!!!
またもや、慌てて病院へ。

肝臓の数値が高かったです。
調べてもらうと、膣炎と肝臓の数値が高かったです。
「これはステロイドの影響で薬の効果が切れれば、下がってくるでしょう。」とのことで、肝臓の数値を下げるお薬も一緒に処方してもらいました。肝臓の数値が高いせいで、体が怠く起き上がって来られなかったみたいです。
それとは別に、「膀胱炎」ではなく「腎盂腎炎」の疑いがあると言われました。

腎臓に菌があり、それが悪さをしている可能性もあるので単なる「膀胱炎」なのか「腎盂腎炎」なのか尿の培養検査に出すことになりました。

今まで聞いたことのない「キャイーーーーン!!!!!」と
大きな声をあげてました。
痛かったね。よく頑張ったねsora。
膀胱炎も膣炎も「女子」ならよくある病気で、しばらくオムツをしていたのも、その原因の一つかもしれないとのことでした。
8/9(16日目)
今日も高熱が出てしまいました。

肝臓の数値を下げる薬は飲んでいるのですが、まだ下がらずだるそうです。

朝の散歩も、全く起きてきません。夕方の散歩は、車で河原まで連れて行き、用を足して即帰るのみです。
8/13(20日目)
体は横にしたままですが、お目目がパチクリ!

体はだるそうで、ずっと寝ていますが夜、自分からシッコをしたいと表に出ました。自分から行動を起こすのは初めて。やっと回復の兆し。
8/14(21日目)
朝、「散歩に行く?」と言うと、今まで全く起き上がってこなかったのに、自分から階段を降りて、表に飛び出して行きました。
21日ぶりの「朝散歩」です。

やっと肝臓の薬が効いてきたのか、数値が下がったなって感じでした。
8/15(22日目)
今までも、そんなに悪いものは食べさせてないつもりでしたが「膵臓」が悪いと言うことは、今後もなる可能性が高いと言うことで、ジャーキー系のオヤツは一切やめて、フードも低脂肪の「消化器サポート」に変更。

今は、ステロイドの影響で、よく食べるけど、このフード、昔食べなくなったので心配。

味の変化もたくさんあるので助かります。dbf
今は「シニア食」が病中にいいと言うことで、お薬とともにあげてる。これから、食事大変だ。
オヤツは、ほとんど控えめだけど、「消化器サポート」だけだと、脂質が控えられているので「ささみ」とかを、たまに茹でて、あげるのは構わないと言われました。
8/18(25日目)
少しずつ回復してきたsoraですが、朝散歩でマーブルちゃんに会うと喜んでいますがしんどさと体力のなさで、散歩の途中も座り込んだりして、帰ると1日中寝てます。

でも、今まで、布団でしか寝れなかったのに、ソファーに登って寝るようになっただけ少し回復した証拠です。

8/21(28日目)
病院から検査結果が出たので来てくださいとのことで行ってきました。

尿を培養検査に出して調べてもらったら、Proteus mirabilisという菌による「腎盂腎炎」ということはわかりました。
今後は、数ヶ月間「抗生物質」を飲んで、その菌を叩くのです。もともと熱発しやすいのも、その菌の影響かもしれません。その菌が、いろいろな病気の元になっているかもしれないそうです。
今soraにぴったり合う「抗生剤」を探してもらってます。
ほぼ1ケ月間苦しみましんだsoraですが、なんとなく「原因菌」が見つかって良かったです。

膵臓もCRPも、肝臓の数値も正常値に下がりました。

そして、1日1日と顔の表情もハッキリしてきてやっと、元気になってきました。
8/24(31日目)
病気が少し良くなってきたので、父ちゃんの実家の因島に連れて帰りました。

じいちゃんに会えて、喜んでいましたが、やはり、日中は横になっていました。

8/26(33日目)
今まで、散歩に出てはいましたが、短い散歩で帰りたがっていたsoraですが、やっと、元気な頃のロングコースに向かいました。

8/28(35日目)
soraの腎盂腎炎に合う「抗生物質」が判明しました。

薬1個1個に日にち書き込んでました。
自分のは忘れるくせにね。
その子その子に合う薬があようで、soraは「パセトミン」と言う抗生物質を飲むことになりました。
とりあえず朝晩1錠づつ、30日間飲むことになりました。
この腎盂腎炎の菌を殺すには、数ヶ月かかるそうです。しばらく飲み続けます。薬が効いて、菌がなくなってくれるといいな。

「腎盂腎炎」の治療は、しばらく続きそうですが、「膵炎」の時のような激しい症状は治まり、それに伴って出た合併症も、ほぼ治まりました。
おかげさまで、犬友や近所のお友達、父ちゃん母ちゃんのお友達に、大変助けられて、「膵炎」の病気をやり過ごすことができました。
心の底から「感謝しています。ありがとうございました。」
過ぎてしまえば短い時間でも、治る病気だと思っても、病の最中は「長いトンネル」に感じました。
「下痢」や「嘔吐」「発熱」なんて、どこにでもある症状なので、「膵炎」と気づくことは、なかなか難しいです。
soraは、体も大きかったので大事にいたいたりませんでしたが、小さな子だとかなり危なく、実際soraの前に入院した子は亡くなったらしいです。多臓器不全を起こす、怖い病気です。
膵炎の血液検査をしないと「リパーゼ」の数値は出てきません。簡易の血液検査ではわからないのです。この血液検査は、少し費用がかかります。でも、1万円弱でできると思います。もしも、我が子が高熱と嘔吐で苦しんでいたら、「膵炎」を疑って、検査を先生に頼んでみてください。
本来、膵炎はお腹に、強い痛みを伴うみたいなのですが、soraは全く痛がりませんでした。そのせいで、発見が遅くなったのもあるかもしれません。
でも、soraのように「痛み」のない子もいるので「原因不明」だと言われたら、一度「膵炎の検査を!」お勧めします。
そして、救世主のような特効薬「ブレンダZ」。もちろん効かない子もいると思いますが、だいたい3日目ぐらいで効果が出るので、期待してください。

私も、soraが膵炎と分かった時、他の人の膵炎のblogに助けられましたので、誰かの参考になればと書きました。
ここには、箇条書きにしていますので、もし病気で、このblogに訪れた方は、元の日にちにそぐって読んでいただければ、もう少し詳しく書いています。参考になさってください。そして、何かお聞きになりたいことがあれば、聞いてください。私に答えられることがあれば、お答えします。
長い間、お付き合い頂き読んで頂き、ありがとうございました。
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