しつけの今昔-1

2019/01/31

 

 

犬のしつけは、今と昔はずいぶん変わったと思います。

 

私が、子どもの頃飼っていたシェパード(バン)は

警察犬の訓練に半年合宿で出していました。

「立って待て!」の訓練中のバン

当時、警察犬といえば「シェパード」

まだ、ラブラドールとか、日本にあまり入ってきてなかったんじゃないかな?

犬の図鑑に載ってる犬種も、子どもの私が暗記できるくらいの

種類しか載っていませんでしたから。

当時、子犬のバンを買った時、大型犬のシェパードは

「必ず訓練に出してください。でないと手に負えなくなります。」

というのがブリーダーさんとの約束でした。

3ヶ月で、我が家にやってきた彼は、6ヶ月になった時

半年間の初等訓練を受けるために、「警察犬訓練所」に入所しました。

本物の警察犬になるためには、その後さらに1年間の高等訓練に出さないといけませんでした。

バンは、不幸にも関節炎があり、警察犬には向かないと、諦めました。

足が弱いと、追跡調査や、犯人を襲ったりできないからです。

しかし、初等訓練といっても、かなりのことができる

「かしこ犬」になって戻ってきました。


soraはバンに顔がよく似ています。

訓練所から、うちに帰ってくる時、この訓練士の方に

いろいろ、訓練のレクチャーを受けました。

「どんなに訓練していても、毎日しないとできなくなります。命令をして、言うことを聞かない時は、鼻先を、リード(皮)で、叩いてください。犬は痛点が低いので、普通に叩いても、こたえないのでリードで。手で叩くと、こちらが痛くなりますから。そして、できた時は、思いっきり褒めてやってください。」

当時の警察犬の訓練所は、昔の軍用犬の訓練の仕方の流れが残っていて、

絶対服従と、制裁が強く出ていました。

この訓練士さんは、怖い人ではありませんでしたが

そういう訓練をしていたのでしょうね。

そして、それを言われた私も、家に帰ってから、バンにそうしていました。

と言っても、そんなに叩きはしませんでしたが

でも、命令しても効かない時は叩いてました。。。。。かわいそうなことしました。
 

昔は、やはり、所詮「犬」なのでしょうね。

人間の役に立つ動物。という認識しかなかったのかもしれませんね。

 

うちの周りでも、犬は家の前に、鎖で繋がれて「ワンワン」吠えて

家族が近づけば喜んで飛びかかり、舐めまくり

しっぽで飛んでいくんじゃないかってくらい、ブンブン回していました。

冷静に考えれば、鎖につながれっぱなしで

家族の顔見れば、嬉しくて散歩に連れてって〜〜〜〜!!!と懇願して

嬉しくて、腰折れるほどシッポ振ってくれてたんですね。

 

でも、当時の私も、犬に「喜怒哀楽」があるとは思っていなかったのが

現状でした。

 

そんな私の子供の頃の、将来のなりたい職業は

「警察犬の訓練士」でした。

犬の気持ちもわからない、ダメな訓練士になるとこでした。

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

  1. サクラまま より:

    同じです。
    小学校の頃、犬の訓練士になります!と担任の先生に話しました。PTAの懇談会の時に「一人だけ個性的な仕事をしたいと言ったお子さんがいる」と話題になったそうです。

    • mikan より:

      ★ サクラまま さま

      一緒ですね〜〜♪
      今でも結構「個性的」な仕事ですよね〜。