2019/12/26
少し前の話になりますが
この前の、譲渡会の時、帰ろうとしている時
「すみませ〜〜〜〜ん。」と走って来る人。
「・・・???私??誰???」
と思って、立ち止まった。
その人は、sora blogを見てくださってる方だった。
会ってすぐ
「私も同じ体験をしているんです。」
といきなり言われて、
「????同じ体験????あ、soraの急性膵炎のことですか?」
と聞き返すと、その方は
「どうやって、背負った十字架を下されたんですか?」
といきなり言われた。
「十字架????」
と思ったのですが、すぐ彼女の言ってるのは
私が前に飼っていた犬「バン」の事だと気づきました。
「バン」の事は、とても辛い経験で、私の中で40年も重く心に乗しかかっていた出来事でした。
詳しくは→→→「バン」
私の中では、決死の思いで懺悔の気持ちもあり
やっとの思いで文字にしたのが、あのblogでした。
でも、口に出して、「バン」のことを話した事は
いまだに、数人しかいませんでした。
その方も、どうやら同じような体験をされたみたいなのですが
あまりにいきなり「バン」の話を聞かれたもので、ものすごい動揺してしまいました。
「重い十字架をどうやって、下されたのか聞きたかったのです。」
と言われた時
「・・・・十字架は、下せていません。ずっと背負っていくでしょう。」
というのが、精一杯でいきなり涙が溢れてしまいました。
私にとって「バン」の事は、あまりに長い間「心の中」に封印したことによって
自分の中で「罪の意識」が膨らみすぎたのだと思いました。
もっと早く、人に話すことで、もう少し楽になったんじゃないかと思っていました。
その話は、その方にはしましたが、動揺が隠せなくって
彼女の話を、もっと聞いてあげるべきだったのに、独り喋ってしまいました。
私の中では、文字にする事はできても、言葉に出して「バン」の事喋る事は
未だに、悲しすぎて「声」に出すことができないんだと、改めて思いました。
でも、彼女には
「人に話すことで、後悔はなくならなくても、少し気が楽になるかもしれませんね。」
とは、伝えました。
とは言いつつも、私は「バン」の事は、よほど犬好きの親しい人でないと
その話は多分、これからも「声」に出しては話せないと感じました。
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