2025/7/26
今日は、私の友人「Aちゃん」のお話を書きます。
長くなりますが、どうか最後まで読んでください。
今日の文章は、少し前(5/22)に、悶々とした文章の答え的なものです。
※このBlogは、本人の了承と、私の一方的な思いで書いています。
本人の顔出しも、許可を得ています。
「Aちゃん」は、ワンハートのメンバーで、すっと一緒に活動してきて
「ワンニャンしあわせカルタ」のクラファンの時の、コアメンバーで
彼女がいなければ、クラファンは、絶対に成功していませんでした。
Aちゃんはお世辞抜きの、才色兼備。
美しく、頭もよく、悔しいことに性格までいいときてる。
スポーツも万能、お仕事も順調!悔しいくらい完璧な人です。
そんな彼女に、本当に突然降って湧いたように、悪夢の病魔が襲いました。
救急で病院のICUに担ぎ込まれ
昨日まで元気だった彼女は、あっという間に、その病魔に侵され
左目の視力と、左足を失ってしまいました。
その知らせを聞いた時は、あまりに突然のことで
Aちゃんの辛さを思って、私もショックで数日寝ることもできませんでした。
数日、彼女の安否を思って、悶々とした日が続きました。
1,2週間経った頃だったでしょうか、
突然彼女からLINEのビデオ通話が入ってきました。
「生きてるよ〜〜〜!!!」ととても明るいいつもの彼女の笑顔でした。
病院のベッドの上から、心配している友人たちに
個別に電話をかけてきたのです。
私は、めちゃくちゃ動揺して、泣いて話ができなかったのですが
彼女は終始笑顔で
『目が見えなくなったことと、義足になること』を話してくれました。
聞いてるだけで辛かったのに、彼女はどんなに辛かったことか・・・・・。
でも、彼女は、1粒の涙もこぼさず、
まるで、日常会話のように
「昨日さ〜、こんなことがってね〜」みたいなノリで話してくれました。
彼女の病気は、想像を絶するものだったと思います。
そこからの生還の凄さと、
彼女の「言霊」の強さは、本当に信じ難いものでした。
私なら、その状況を友人に話すのに、
1.2年はゆうにかかってしまうだろうと思いました。
ましてや、病床のベットの上から、ビデオ通話なんて、
1000%あり得ない行為でした。
「近くに来たら、寄ってね〜!」と言ってくれる彼女の言葉に
お見舞いに行っていいものかどうか躊躇していたのですが、
「会いに来て」という彼女の言葉に背中を押されて、
数日後お見舞いに行ってきました。
会って、泣かないようにしようと、心に決めて病室のドアを開けたのですが
私たちを見つけと、パッと明るく手を振るAちゃん。
病気の影響で、右足の筋肉の切除施術を、2.3日前にしたばかりでした。
手術したばかりの、包帯だらけの右足を布団をめくって見せてくれました。
切断した、左足も明るく「こんな感じなのよね〜」と、
太ももの真ん中あたりから、切断して、包帯でぐるぐる巻きにしている足を
「軽いから、足が上がっちゃう!」と天井に向けて、
足先を上げて見せてくれました。
義足をつけるのに、切断部分を三角柱に整形していかないといけないので
リハビリの先生が、病室に包帯を巻き直しに来たのですが
「私たち病室から出とくね」というと
「いいよ。見てて。」と切断部まで見せてくれました。
彼女の強さはどこからくるのでしょう。
私なら、変化した自分自身を受け入れるのに、
相当な時間がかかってしまうと思うのに
彼女は、そんなところは、「ヒョイ!」と飛び越えて
「こんなんなんだよね〜。」と、
まるで、美容院に行って「前髪切りすぎちゃった!」みたいな感じで話す。
もちろん、人知れず、深い悲しみと向き合っただろうに
そんなそぶりも、話も微塵も見せない。
彼女のは場合は、やせ我慢でも、ハッタリでもなく
状況を受け入れて、もう次のステップに進んでる感じでした。
置いてけぼりになってるのは、周りに友人たちだけ。
逆に励まされて、元気をもらうのはこっちの方でした。
日頃、アスリート並みに、運動をしていた彼女は
元々、日舞の師範代でもあるので、体感が凡人とは全く違うのか
驚異的な速さで、回復していき
新たなフェーズに入るため、リハビリ病院へ転院していきました。
新しい、めちゃめちゃ綺麗なリバビリ病院へお見舞いに行くと
仮の義足を作ってもらい、それを左足に装着して
歩行訓練に勤しんでいました。
変な話ですが、その義足というのが、めちゃめちゃカッコイイもので
多分とてもいいものだと思うのですが、人間が歩行するのに
あぁ、こういうとこが動いて人って歩いているのね。って感じる
微妙な動きをしていました。
それはとても精度の高い、義足らしく
(義足にもいろんなランクをあるのを初めて知りました)
彼女は、まだその仮義足をつけてのリハビリは、
そんなに時間が経ってないはずなので
持ち前の勘の良さと、体感の強さなのか、
私たちが見る限りでは、違和感のない歩きを見せてくれました。







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※本人が同じ境遇の人と情報共有出来たら嬉しいと言うので載せました。
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ここからは、本人 Aちゃんのコメントです。
↓
↓
義足は基本形にオプションパーツを組み合わせるらしくて、
私の場合は膝が滑らかに曲がる部品、
まっすぐな状態でロックする部品(立ちっぱなしになる時とかに使う)
膝を回転させる部品(靴の交換)
かかとの衝撃を和らげて接続部に衝撃がかからないよする部品などが付いてます。
仮義足を作る前に断端部分をしっかり小さくする必要があって、
切断手術が終わったらすぐ義足が作れるというわけではないです。
太ももが極限まで細くなることと、
義足を動かすために必要なお尻の筋肉をつけること、
残ってる足の筋力アップなど、事前に必要なトレーニングをしてから
仮義足がやっと作れます。
シリコンライナー(切断面の足の部分と義足をとの間のものです)の
装着の練習を1週間、型取り、仮義足支給という流れです。
本義足は退院日が決まったら、
退院日の2週間前にもらえます
私は出来る子なんで、不安感はあまりないんですよ。
元々出来てなかったことを改めてやりたいと思わなければ
大丈夫かなと思います。
日常生活を安全に過ごすために、
今までみたいに無意識に動くことは出来なくなったのは不自由だけど、
人の助けを借りて生きていくことは悪いことではないかなと思ってるんで、
なんとかなる!
私も義足の人のインスタとかめっちゃ参考にしてるし親近感湧くので、
もしかしたら同じ境遇の人たちの参考になるかもしれないし、
誰かの励みになれば嬉しいのでブログに使っていただいて全然大丈夫ですよー!
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と、どこまでもスーパーポジティブな Aちゃん
どんな時でも、どんな話でも楽しそうに話してくれる。
彼女は、決して楽天家ではない。
冷静に、いろんな物事を見つめられる、独立した女性です。
体感もしっかりしてるけど、
きっと彼女は「魂」が並外れて強い人なんだと思う。
私みたいに、想像だけで、フニャフニャにつぶれてしまう
ネガティブな人間には、彼女の全てが眩しく思える。
どんな状況でも「輝ける人」がこんな身近にいました。
Aちゃん曰く、
「義足がかっこいいから、隠さずさらけ出して歩いちゃうもんね〜。」
と得意気に言ってました。
そんな『新生Aちゃん』のこれからが、とても楽しみな私でした。
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