3.11 は父の命日

2021/03/11

 

 

東日本大震災から、今日で10年。

家族を失った人からすれば、10年は、

長かったのでしょうか、それともあっという間だったのでしょうか?

でも、辛い10年だったのは、間違い無い事でしょう。

 

 

今日は、18年前に膀胱癌で亡くなった、私の父の命日でもあります。

私の父は、とても朗らかな人で、怒ったことの無い人でした。

ジョークが好きで、人望があり、仕事のよくできる人でした。

若くして、重責を担っていました。

仕事が忙しすぎて、42歳の時にくも膜下出血で倒れ

3、40日意識不明でした。

幸い、一命を取り留め、四肢の後遺症はありませんでしたが

明るく、聡明だった父は、違う人になって帰ってきました。

脳の一部が、死んでしまったからです。

父のその後の人生は、とても辛いものだったと思います。

でも、その辛さを私が理解できるのは、父が倒れた40歳を超えた頃でした。

それでも、多分ほとんど理解はできてないでしょうけど

同じ年齢に達した時に初めて、その年齢で病気で何もかもできなくなる辛さは

子供の頃に比べれは、十分理解できました。

父が亡くなったのは、73歳。膀胱癌でした。

「脳の病気」は不思議なものです。

違う人になってしまった父でしたが、30年かけて、脳のシナプスたちは

色々、張り巡らしてくれたのでしょうね。

元の通りとはいかなくても、昔の父に戻っていきました。

 

父は、人の上にたって過ちを正すときの心得を、よく言っていました。

「どんなに相手が間違っていると思っても、言い訳をする隙を残してやらないとダメだ。」と。

そんな、父の血が自分に流れていないんじゃ無いかな・・・・?

追い詰めまくってしまうから・・・・・。

 

 

父が亡くなっていくとき、何度も呼吸が止まり、また呼吸しての繰り返し。

そして、やっと病院についた兄が枕元で「もう、いいよ。」という声を聞いて

静かに、大きな息を吐き、二度と呼吸をしませんでした。

子供たちが揃うのを、待っていたのでしょう。

冷たくなっていく父を見ながら、さっきまで生きていた父が

そこにいるのですが、そこに横たわっているのは、

父であって「父」じゃない。もう、物体にしか見えませんでした。

何が違うのか、

「魂」があるのと、無いのでこんなに違うのかと感じたものです。

「父はどこにってしまったんだろう・・・・」と心の底から思いました。

「死ぬ」というのは、どういうことなのか

さっきまで生きていた人は、どこに行ってしまったのか・・・

今は、そんなふうに感じませんが、亡くなった時、その瞬間、

そういう風に強く思ったのを覚えています。

 

18年も前に亡くなった父のその日の出来事を、

昨日のことのように思い出すので

10年たった、東日本大震災でご家族を亡くされた方にとっては

全く時間が経ってないのと同じくらいかもしれません。

たくさんの方の、ご冥福を父と一緒に祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

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