2017/8/4
今日は地元の小学校の、夏休みの登校日。
そして、広島では原爆の日の8月6日を前に
「平和学習」というのがあるのです。
私は、出身が島根なので、知らなかったのですが
広島は、戦後ずっと「平和学習」をし続けているのです。
そして、ここの小学校では、
地元の読み聞かせの「あさがおの会」の方達が
絵本を題材にして、子供たちにスライドで読み聞かせをしているらしいのです。
で、今回はうちの父ちゃんがイラストを担当している
学研から出版されてる、戦争の絵本
「おねがいです、水をください」
を読み聞かせをすることになったのです。
私は、読み聞かせというものを、初めて見たのですが
単に絵本を映し出して、内容読むだけでなく
お話のバックボーンの説明や、場所の説明の地図とかも、
お話に影響のないように、うまく本編に盛り込まれていました。
読み手の方に合わせて、原爆の爆発音や、
焼け跡を歩く音、夏のセミの声などの効果音もあり
とても臨場感があって、読み聞かせの会の方達の「誠実な心意気」が伝わりました。
暑い講堂の中に、1年生から6年生まで、ひしめき合っての40分くらいなのですが
ざわめくこともなく、みんな真剣に見入っていました。
お話が終わると、「イラストを担当したBOOSUKAさんです。」
との紹介をいただき、少し子供達の前で、このイラストへの思いを話しました。
若干の質疑応答もしました。
父ちゃんは、子供達の前で公演することがありますが
子供達は、こう言う時、大人が心配するような質問はしません。
子供というのは、大人が考えているより、ずっと状況判断力あり
大人なんだと感じます。
今日も、ちゃんと本の内容について、一番大事なところの感想を言ってくれてました。
私達は、いつも本を作るサイドで仕事をしているので
刷り上がってしまうと、仕事はそこで終わってしまいます。
でも、その先からが、本当の「本」の仕事が始まって
こうやって、いろんな方達が、お話を盛り立ててくださって
「平和教育」なんてものにまで使ってくださって、ありがたい限りです。
このお話は、広島に実在した、澤田さんという方のお話を本にしたものです。
学研からの出版で「せんそうってなんだったの?」という8巻セットの中の1冊です。
「おねがいです、水をください」
の詳しい内容は、父ちゃん(BOOSUKA)のBlogに内容を載せています。
「平和学習」というのは、広島や長崎では、今でも盛んに行われていますが
本来は、他の土地の子供達にこそするべきだと思いました。
「平和」という言葉は、広島では、今でも普通に使っていますが
東京に住んでいた時は、もうそんな言葉は、本の中の言葉だと感じていました。
「平和ボケ」してると自分が感じます。
「平和」なんて、たいそうな言葉でなくても
改めて「幸せ」とはを考えるのも必要なのではないかと感じました。
soraは、今日は朝5時半に散歩に行き、涼しかったのか
爽やか笑顔でした。
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